米Intel社日本法人のインテルは2017年12月7日、ヘルスケア事業に関する説明会を東京都内で開催した。Intel社 アジアパシフィック・ジャパン担当 ヘルス・ライフサイエンス担当ディレクターのMark Burby氏が登壇し、ビッグデータやAI(人工知能)、IoT(Internet of Things)などのデジタル技術が医療にもたらす変革と、同社の取り組みを紹介した。

登壇したMark Burby氏
登壇したMark Burby氏
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 Burby氏はまず、Intel社の重点分野として、AI/機械学習、IoT、5G、自動運転と並んでヘルスケアを挙げた。特にAIはコンピューティングの次の大きな波であるとし、同社のサーバー向けプロセッサー「Xeon」がAI関連の処理で業界の中心的な役割を担っているとアピールした。

 ヘルスケアに関しては、大きな構造変化を迎えつつあると指摘。「データ重視」「スマート化」「オンデマンド」「信頼性」「接続性」などを、そのキーワードとして挙げた。データ分析に基づく価値ベースの医療が重視されたり、ビッグデータやIoTを臨床的価値や業務効率改善につなげたりする取り組みが重要性を増すという。