「Walk Pattern Monitoring Device」 One Up 小堀理一氏
続くOne Upの小堀理一氏は、靴のインソール(中敷き)をウエアラブルデバイス化するアイデアをプレゼンした。目的は高齢者の転倒予防である。インソールに7つの圧力・ジャイロセンサーを搭載し、採取データを定量的に分析・計測。歩き方のデータを数値化することで、転倒の内的要因とされる体力の低下やバランスの悪化を判断する。
7つのセンサーでは、歩幅・歩隔・かかとからの接地・つま先からの蹴り出しなどを分析。Fitbitや各種スマートウォッチなど他機器とのデータ共有を図ることで、「使い方の幅が大きく広がる」(小堀氏)とする。ターゲットはシニア向けフィットネス、整形外科、リハビリ施設などになる。
ピッチ後の質疑では「リハビリ施設での診断補助器としては考えていないのか」と聞かれ、医薬品医療機器等法の壁があることがネックになるため、現状は活動量計として捉えていると回答した。