日常生活情報はスマホで取り込む

 これら診察時の情報に加えて、日常生活の情報も解析用ビッグデータとして取り込む。スマートフォンを使い、活動量や会話量、睡眠などの日常データを収集。クラウドに蓄積し、表情や音声の情報などと併せて、統合的に解析する。

 究極の目標は、精神症状の客観的指標を明らかにしたり、症状の経時パターンを同定したりするなど、機械学習を通じた重症度評価のアルゴリズムを確立すること。今後数年でこれを実現し、事業化にこぎつけたい考えだ。