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定性的になりがちなリハビリ現場を技術で救う(page 3)

脳卒中のトレーニング支援機器、発症後3年以上の患者にも効果

2016/10/03 14:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

発症10年超の患者にも有効

 そこで同氏らの研究グループでは、脳卒中片麻痺患者のための上肢トレーニングにおいて、セラピストの徒手療法(道具を使わずに素手で行う療法)を一部リハビリ支援機器に置き換えるシステムを考案した。湘南医療大学 教授の田邉浩文氏(リハビリテーション学科 作業療法学専攻)らのグループが行う徒手療法の一部を置き換える「UR-System(Useful and ultimate Rehabilitation System)」がそれだ。現在商品化を目指して研究開発を進めており、痙性の減弱や分離運動の学習効果があるという。

UR-System使用イメージ
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 同機器を脳卒中患者に使用したところ、手を外側に回す動作や肘を伸ばす動作について「発症後3~10年経過した患者でも回復効果がみられた」(同氏)。脳の可塑性によって動作を再学習したと考えられるという。「ADL(日常生活動作能力)や要介護度の改善も期待できる」(同氏)。

 同氏はイベント終盤、リハビリの現場は定性的になりがちであるがゆえに、機器開発へのニーズがたくさんあるとし、リハビリ支援機器の開発を呼び掛けた。「リハビリ効果の見える化やセラピストの負担軽減のためのリハビリ治療支援、新たな治療技術の開発などが求められている」(同氏)。

日経デジタルヘルス Special

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