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定性的になりがちなリハビリ現場を技術で救う(page 2)

脳卒中のトレーニング支援機器、発症後3年以上の患者にも効果

2016/10/03 14:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

“治るのに治せない”現状を打破

名古屋工業大学大学院 工学研究科 電気・機械工学専攻 教授 産学官連携センター 副センター長の森田良文氏
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 医療産業のなかでも、とりわけリハビリ医療に力を入れているのが、名古屋工業大学大学院 工学研究科 電気・機械工学専攻 教授 産学官連携センター 副センター長の森田良文氏。同氏はイベントに登壇し、リハビリ医療の重要性について講演した。

 リハビリと一口に言っても、患者を直接支援するものと、理学療法士や作業療法士などのセラピストを支援するものの2種がある。森田氏が携わるのは後者だ。セラピストは短い時間で効率よく患者を治したいという思いを抱いているが、現状のリハビリには次のような問題があるという。「リハビリ前後の患者の評価やリハビリのメニュー作りはセラピストが行うため、どうしても定性的になってしまう」(同氏)。

 特に同氏らのグループが着目したのは、脳卒中片麻痺患者に対する上肢トレーニング。一般的に脳卒中は、発症から6カ月以上経過すると治らないとされているが、「リハビリに時間をかければ、6カ月を過ぎていたとしても治る患者もいる」(森田氏)という。

 ある動きをしようとすると、他の関節まで動いてしまう「共同運動パターン」の症状もその1つ。分離運動訓練を1日当たり3時間のリハビリを行えば治ると考えられているが、「在宅で生活できる状態で行う維持期リハビリテーションにおいては、保険治療が20分と定められている」(森田氏)。治すために十分な時間をかけられないことが課題だった。

日経デジタルヘルス Special

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