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「Digital Health Meetup Vol.7」から

2017/02/28 13:15
近藤 寿成=スプール

サイキンソー

 最後に登壇したサイキンソーは、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)に着目したヘルスケアサービスを提供している。沢井氏によれば、腸内細菌叢は2010~2011年ごろからアカデミックの分野で研究が非常に進んだというトレンドがある。その要因となったのが、DNA解析技術などをはじめとするテクノロジーの進歩。これによって解析コストが下がり、その技術が腸内細菌叢などにも応用されたという流れだ。

サイキンソー 代表取締役の沢井悠氏
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 腸内細菌叢の研究が進んだことで、近年では「腸内細菌叢のバランスがさまざまな疾患のリスクに関与している」ことが判明した。これにより、「ヘルスケアにおいては、腸内細菌叢のデータが非常に重要だと認識されてきている」(沢井氏)。この流れに乗り、サイキンソーでは「細菌叢で人々を健康に」を標榜し、事業を進めている。

 サイキンソーがまず提供したのは、来院することなく自宅で腸内細菌叢を検査できる郵送型腸内細菌叢検査サービス「Mykinso」。2015年11月にスタートし、利用者はすでに2000人を超えている。Mykinsoは一般向けのサービスとなるため、サイキンソーにとって「基本的に健康であろう標準成人の腸内細菌叢データを蓄積できる」のがメリットといえる。このようなデータは当然世の中には出ておらず、「研究機関であっても非常に限られる」と沢井氏は語る。

 では、このデータをヘルスケアにどう生かすのか。沢井氏が現在注目しているのは「過敏性腸症候群(IBS)」だ。IBSは全世界で8億人以上が潜在的に発症するといわれており、気づかないうちに進行するため対処が難しいという特徴がある。そのため、医療的にも課題の多い疾患と言われているそうだ。

 先に述べたように「腸内細菌叢のバランスがさまざまな疾患のリスクに関与している」ため、沢井氏は「腸内細菌叢からもっとも予測しやすいのは、腸の疾患ではないか」とにらむ。そこで、次のビジネス展開として「腸の観点から栄養指導を再構築していきたい」としてピッチを締めくくった。

日経デジタルヘルス Special

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