地域的偏りのないデータが得られる
ヤフーの「HealthData Lab」プロジェクトで両社が提供している遺伝子検査サービスは、利用者が自ら採取した唾液をサンプルに、約30万カ所のSNP(一塩基多型)を調べるもの。今回の研究では、2014年6月から募集したモニターを中心に抽出した日本在住の男女計1万人を対象に、体質や病気発症リスクについて100項目以上を解析。500問に及ぶウェブアンケートも併せて実施した。
対象とした1万人は、日本国内の都道府県別人口分布にほぼ比例した、地域的な偏りのないサンプルとなるように抽出。こうした母集団をデザインし、日本全国に関する調査を一度に行えるのはインターネットを利用した手法ならではだ。