今後もさまざまな協業を推進

 具体的には、一般の人の約1.5倍のエネルギー量が必要な患者のエネルギー摂取をサポートするため、和洋中を織り交ぜた1日のあらゆるシーンでの活用が可能なレシピを開発した。作成したのは、合計12レシピ(基本献立52品、変化献立例45品)と間食6品。

今回のレシピに盛り込んだカロリーアップの工夫のポイント
今回のレシピに盛り込んだカロリーアップの工夫のポイント
[画像のクリックで拡大表示]

 特に、家庭で一般的に出されている食事に、エネルギーを上げる工夫を盛り込んだのが特徴だという。これにより、介護する人の負担を増やさないことを狙った。

朝・和食のレシピ例
朝・和食のレシピ例
[画像のクリックで拡大表示]
昼・洋食のレシピ例
昼・洋食のレシピ例
[画像のクリックで拡大表示]

 フィリップスは、「No.1ヘルステックカンパニー」に向けて、「多種多様な業界とパートナーシップに基づいたエコシステムを構築する」(同社の堤氏)としている(関連記事)。今回の取り組みもその一環と位置付けられる。同氏は「これに限らず、さまざまな方との協業を進めていく考えだ」と強調した。