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10億人の病「ドライアイ」、iPhoneで明かす

順天堂大、生活習慣との相関をアプリで調査

2016/11/04 10:30
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 日本に推定2200万人、世界では10億人――。パソコンやスマートフォンを手放せない現代人にとって、宿命ともいえる疾患。それがドライアイだ。自覚症状、涙液バランスの崩れ、黒目の傷という3条件がそろうと診断される疾患で、眼科疾患として最も罹患者数が多い。

 そんなドライアイをスマートフォンで手軽にチェックできるiPhoneアプリ「ドライアイリズム」を、順天堂大学とUI/UXデザイン事業を手掛けるオハコが共同開発し、2016年11月2日に公開した(プレスリリース)。米Apple社のオープンソースフレームワーク「ResearchKit」を活用したアプリである。ドライアイと生活習慣の相関などを調べる臨床研究を、アプリ開発を主導した順天堂大学 医学部眼科学教室の猪俣武範氏らが同年11月に開始する。

順天堂大学医学部眼科学教室の猪俣武範氏
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 ドライアイは極めてポピュラーな疾患であると同時に、「自分がドライアイだと気付いていない“隠れドライアイ”がかなりいる」(猪俣氏)と推測される。頭痛や肩こりなどの症状を伴うものの、それがドライアイによるものだと気付かないことが少なくないという。ドライアイは眼精疲労や眼痛、自覚視力低下などの症状ももたらし、「1日数時間分の業務効率低下につながっているとの試算もある」(同氏)。

 今回の研究では、日常生活の中でドライアイに対する“気づき”を与え、症状が出る前に予防したり、目薬による治療を早期に開始することで回復を早めたりすることにつなげる。同時に、日本全国の罹患者数についてより精度の高い推定を可能としたり、「どのような生活習慣を持つ人がドライアイになりやすいのか、ビッグデータ解析から明らかにする」(猪俣氏)ことを狙う。

日経デジタルヘルス Special

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