フィリップス・ジャパンは、同社が発起人となる「やまなしヘルステックコンソーシアム」を立ち上げた。2018年9月14日に山梨県で開催した設立記念シンポジウムにおいて、その概要を明らかにした。
同コンソーシアムは、山梨県内企業の健康経営推進や山梨県住民の健康度向上に寄与するヘルスケアビジネスの創出を目的とする。それに向けて、自治体や地元企業との連携を図る。
具体的には、幾つかの課題解決テーマを設定し、それぞれのテーマに対してWG(ワーキング・グループ)活動を進めていく形を想定する。テーマとしては、生活習慣病/CKD(慢性腎臓病)予防、フレイル・サルコペニア予防、中小企業就労者の健康づくり、産前・産後・幼少期からの健康づくり、などを想定しているという。
同コンソーシアムに参加する自治体の意義としては、健康長寿の山梨県ブランド向上や医療費抑制、地元企業の活性化などがあるとフィリップスは説明する。同じく、参加する企業のメリットとしては、地域課題解決型ヘルスケアビジネスの創出・実証・横展開を挙げる。
日経デジタルヘルスはシンポジウム終了後、今回のコンソーシアム設立の狙いについてフィリップス・ジャパン 代表取締役社長の堤浩幸氏に話を聞いた。