「SCRUM-Japan」とは手法や対象が異なる

 国立がん研究センターでは、「SCRUM-Japan(スクラム・ジャパン)」というプロジェクトも進めているが、今回のプロジェクトとは手法や対象が異なる(関連記事23)。

「TOP-GEAR」と「MASTER KEYプロジェクト」、「SCRUM-Japan」の違い
「TOP-GEAR」と「MASTER KEYプロジェクト」、「SCRUM-Japan」の違い
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 SCRUM-Japanは遺伝子情報を基に患者に治療を施すのに対し、MASTER KEYは遺伝子異常やたんぱく発現などのバイオマーカー情報を検討し、バイオマーカーに対する治療を検討する。対象疾患に関しても、SCRUM-Japanが肺がんや消化管がん、肝胆膵がんをターゲットにしたものであるのに対し、MASTER KEYは希少がんや原発不明がんを対象にしている。