「SCRUM-Japan」とは手法や対象が異なる
国立がん研究センターでは、「SCRUM-Japan(スクラム・ジャパン)」というプロジェクトも進めているが、今回のプロジェクトとは手法や対象が異なる(関連記事2、3)。
SCRUM-Japanは遺伝子情報を基に患者に治療を施すのに対し、MASTER KEYは遺伝子異常やたんぱく発現などのバイオマーカー情報を検討し、バイオマーカーに対する治療を検討する。対象疾患に関しても、SCRUM-Japanが肺がんや消化管がん、肝胆膵がんをターゲットにしたものであるのに対し、MASTER KEYは希少がんや原発不明がんを対象にしている。