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PHR活用の現在地、医療機関での導入事例から探る

「Welby マイカルテ」に見るPHRの利点と課題

2016/07/13 11:00
伊藤 瑳恵=日経デジタルヘルス

 PHR(personal health record)――。個人が自分自身の医療・健康情報を収集・保存し活用する仕組みのことだ。スマートフォンの普及や無線環境の充実、ウエアラブル端末などの登場により、PHRを容易に収集できる環境が生まれつつある。

 PHRは、自己管理を通して健康を“自分ごと”として考えるきっかけを生みだすツールでもある。まさに、今後の予防医療を考える上で重要な役割を担うことになる。

 しかし現状では、PHRの活用、あるいはPHRを用いたサービスは、広く普及しているとは言い難い。誰もが認めるPHR活用の成功例は、なかなか生まれていないのが実情だ。

年内に2000の医療機関へ導入

Welbyマイカルテの使用イメージ(写真提供:ウェルビー)
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 こうした中、PHRサービス提供企業としてジワジワと存在感を高めつつある1社が、ウェルビーである。同社のPHRサービスの一つ「Welby マイカルテ」は、糖尿病や生活習慣病患者などを対象に、血糖値や血圧などの自己管理を支援するスマートフォン向けアプリ。最近では、テルモやオムロン ヘルスケアなど複数の医療・健康機器メーカーと連携を図り、各種測定機器で取得したデータをアプリに簡単に取り込める仕組みを構築しつつある(関連記事123)。

 Welby マイカルテは、単に患者個人でのデータ管理だけではなく、Welby マイカルテを導入している医療機関とデータを共有することも可能。つまり、自分が通院している医療機関がWelby マイカルテを導入していれば、自己管理記録を主治医などと共有できるわけだ。

 医療機関での活用はまだ始まったばかりだが、ウェルビーは2016年内にWelby マイカルテを全国2000の医療機関へ導入することを計画しているという。医療機関から見ると、こうしたPHRサービスを活用することにどのような価値があるのだろうか。そして、患者にとってPHRを医療機関と共有する意義はどこにあるのか。以降では、実際にWelby マイカルテを導入している2つのクリニックでの様子を通じて、「PHR活用の現在地」とでも言うべき現段階での具体的な利点や課題などを見ていこう。

日経デジタルヘルス Special

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