モデルは自動車保険

健康年齢少額短期保険 代表取締役社長の大橋宏次氏
健康年齢少額短期保険 代表取締役社長の大橋宏次氏
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 今回の製品開発のモデルとなったのは、走行距離や免許のグレードに応じて保険料が割り引かれる自動車保険だ。発表会で登壇した、健康年齢少額短期保険 代表取締役社長の大橋宏次氏は「医療保険にも、細かい疾病リスクに基づいた保険が必要だ」と語った。

 国レベルで問題となっている医療費の増大を解決することも狙っているという。「医療費を削減するためには、一人ひとりの健康増進に向けた取り組みが欠かせないが、急に行動に移すことは難しい。そこで、ごほうびとなる“健康インセンティブ”の1つとして保険料の割引を考えた」(同氏)。

 持病を持っている人でも、過去1年間に保険対象となる5大生活習慣病で治療のために入院していなければ、加入できるという。「これまでは、万が一に備えるために保険に加入することが多かった。今回の製品の登場により、自分の健康づくりに積極的に取り組むために保険に加入するようになる可能性があるのではないか」(同氏)。