ウエアラブル活動量計は、既に多くの製品が世の中に出回っている。しかしこれまでは、ガジェット好きな人など、いわゆるアーリーアダプターが主なユーザー層だったといえるだろう。つまり、必ずしも健康管理が必要な人や健康に関心のある人の手に渡っていたわけではなかった。これが第1フェーズである。
では、第2フェーズとは何なのだろうか。秋田氏は、「本来使うべき人の手にウエアラブル活動量計が渡り始めた。これが第2フェーズだ」と語る。背景には、個人の健康管理が企業の生産性向上につながると考える“健康経営”への注目の高まりがある。そのため、健康管理が必要な人に対するツールの1つとして、企業がウエアラブル活動量計を導入するケースが増えてきたというわけだ。実際、エムティーアイのウエアラブル活動量計のビジネスにおいても、「企業向け(B to B)市場が拡大してきている」(秋田氏)という。