自院の経営状態は、健全か。他院と比べた場合にはどうか。診療材料費や人件費などの原価計算から病院の経営を見える化し、他院のベンチマークもできる国立大学病院向け管理会計システム「HOMAS2」が2016年4月、稼働を始めた。42国立大学法人が運営する附属病院すべてで、運用される予定だ。
HOMAS2は、2000年代半ばから各国立大学病院で運用されてきた「HOMAS(University HOspital Management Accounting System)」の後継システム。医療用データウェアハウスなどを手掛ける医用工学研究所(三重県)がシステム開発を担当した。