新会社となるシーディーアイCEOの岡本氏
新会社となるシーディーアイCEOの岡本氏
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 人工知能(AI)が良質なケアプランを作成する――。政府系投資ファンドと介護事業大手のセントケア・ホールディングがタッグを組み、こうした取り組みがスタートする。

 産業革新機構とセントケア・ホールディングは、AIによる自立促進・重度化予防のケアプランを提供する新会社、シーディーアイを設立する。新会社には、日揮や介護サービス事業者のツクイ、こうほうえんも共同出資し、事業をサポートする。今後、さらに介護サービス事業者などの出資を募り、出資総額は15億円になる予定。

新会社が目指す自立支援に向けたケアマネジメントシステム開発
新会社が目指す自立支援に向けたケアマネジメントシステム開発
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 なお、新会社設立が発表された2017年4月14日に「新たな医療・介護・予防システムの構築について」を議題として開催された「第7回未来投資会議」では、経済産業大臣の世耕弘成氏が介護分野におけるAIの活用例としてこの取り組みを紹介。プロジェクトを後押しする意向を見せた(関連記事)