機器の設置や保守を製造元メーカーなどが行う「フィールドサービス」。これを支援するサービス(ソフトウエア)をクラウドで提供する米ServiceMax社が、医療分野の開拓に力を入れている。画像診断装置やPACS(医用画像管理システム)のベンダーへの納入実績を大きく伸ばしつつある。

サービスマックス 代表の垣貫己代治氏
サービスマックス 代表の垣貫己代治氏
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 同社は2015年秋、日本に上陸。日本法人を構え、日本語版サービスの提供を始めた。北米と欧州で事業を展開してきた同社にとって、アジア進出は初めてだ。

 日本語版サービスの第1弾導入企業のうちの1社が、眼科向けの眼底カメラなどを手掛けるトプコン。日本でもこうした「医療機器メーカーからの引き合いが最も多い」と、日本法人のサービスマックス 代表を務める垣貫己代治氏は話す。日本の医療分野のマーケットをどう攻めるのか。同氏に聞いた。