手袋をしたままジェスチャーだけで機器操作

 QDレーザ社のメガネ型レーザアイウェア端末である「RETISSA」は、網膜に画像を直接投影する。そこにOsiriXで作成した患部の3D画像などを表示すれば、手術中に視線を動かさずに手術を安全に行うための情報を参照できる。ここに米Leap Motion社の「Leap Motion Controller」のような赤外線照射装置と赤外線カメラで構さ成れる3次元動作認識ツールを組み合わせれば、手術用の手袋をしたままジェスチャーだけで情報機器が操作可能になる。

 zSpaceは、3D偏光メガネと時分割偏光方式の専用ディスプレーによる3次元立体視でVRを実現する。メガネの動きに対する画像の角度変化を調整することで、ディスプレー前方の空間に画像をホログラム表示する。例えば、施術する部位のすぐ近くに患部の3D映像を表示する手術ナビゲーションなどに利用できるという。