クラウドファンディング大手のmaneo(東京都千代田区)が「貸付型クラウドファンディング」の手法を用いて資金調達した住宅型有料老人ホーム「イリーゼ宮の森」(札幌市中央区)が2015年8月1日、オープンした。インターネットを通じて「表面利回り年5.5%(税引き前)」「16カ月後に元本一括返済」という条件で複数の投資家から資金を集め、土地購入費用として約1億6500万円を調達した。

 イリーゼ宮の森は54室で、入居一時金ゼロ、管理費・食費などを含めた月額利用料は14万3000〜18万2000円(税抜き)。30年間の賃貸借契約を結んだ長谷川介護サービス(東京都豊島区)が運営を手がける。maneoは今後も同様の方法で有老ホームを展開したいとしている。