エクソル・鈴木伸一社長(前・JPEA事務局長)
エクソル・鈴木伸一社長(前・JPEA事務局長)

太陽光関連事業を手掛けるエクソル(京都市)の鈴木伸一社長は、2013年6月から2年間、JPEA(太陽光発電協会)の事務局長を務めた経歴を持つ。固定価格買取制度(FIT)で急拡大してきた太陽光発電関連産業の窓口として、経済産業省と連携して、太陽光推進策をリードしてきた同氏に、太陽光市場の現状と今後について聞いた。

――太陽光発電設備の国内市場をどのように見ていますか。JPEAの太陽光パネルの出荷統計では2014年度の9.87GWから、2015年度には7.95GWとなり、前の年度をかなり下回っています。しかし、メガソーラーの設置状況を見ていると、それほど落ち込んでいるようには思えません。

鈴木 JPEAの出荷統計では、実際の市場規模は分かりません。エクソルの推測では、2015年の国内のパネル出荷量は約13GWとみており、2014年より伸びました。2015年がピークになる可能性は高いですが、2016~17年ぐらいまでは、近い水準を維持すると見ています。