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HOMEエネルギーメガソーラー・トラブルシューティング > 台風で水没した帯広のメガソーラー、復旧までの苦難

メガソーラー・トラブルシューティング

台風で水没した帯広のメガソーラー、復旧までの苦難

約1万枚のパネルを交換、5億円かけ約半年で再連系に

  • 加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテック研究所
  • 2017/10/12 05:00
  • 1/10ページ

 日本において、河川に近い太陽光発電所のリスクの一つに、想定以上の大雨による水害がある。近年、国内の各地で「観測史上最多」、「数百年に一度」という規模の豪雨に見舞われる地域が相次いでいる。こうした極端な気象による溢水や堤防の決壊によって河川が氾濫し、太陽光発電所が被災する例が出てきている。

 2016年8月30日から31日には、東北や北海道に上陸した台風10号により、北海道の十勝地域では、多くの河川が氾濫し、近隣に立地している複数のメガソーラー(大規模太陽光発電所)が水害を受けた。

 今回は、このうちの1カ所である、帯広市中島町にあるメガソーラーにおける被災と、そこからの復旧について取り上げる(図1)。

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図1●2016年8月に台風10号の影響による水害で被災
帯広市中島町にあるメガソーラー。被災後の2016年9月6日に撮影(出所:日経BP)

 帯広市を含む十勝地方は、台風10号により、広い範囲で大雨が降った。これによって、札内川、戸蔦別川、猿別川、利別川、音更川、芽室川、美生川、ペケレベツ川、新帯広川、佐幌川など、十勝川の支流を中心とする多くの河川で、水位が堤防を越えたり、堤防が決壊したりする被害が発生した。

 地域一帯に泥水が流れ込み、道路や住宅、畑などが埋まり、場所によっては橋が倒壊した(図2)。これによって、道路や鉄道が軒並み通行できなくなった。橋の下には、水道管が通っていることから、水道が長期間、使えなくなった地域もあった。

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図2●十勝川の支流などが氾濫し、多くの橋が倒壊
鉄道や多くの道路が不通となった。被災後の2016年9月に撮影(出所:右上は近隣住民が提供、その他は日経BP)

 道央と道東を結ぶ大動脈、国道274号では、十勝地方と日高地方の間にある日勝峠(にっしょうとうげ)で大規模な崩落が起き、現在も復旧に向けた作業が続いている。日勝峠の通行止めは、2017年10月末までに、ようやく解除される見込みという。

 十勝地方は、全国に野菜を出荷する日本有数の農業地帯である。ジャガイモや玉ねぎ、ビートや小豆などが大きな被害を受けた。

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