再春館製薬所のメガソーラーから、ゴルフ場「熊本高遊原カントリークラブ」を挟んだ北側には、出力約3MWの「メガソーラーしらさぎ益城高遊パーク発電所」がある(図3)。益城町小谷にあり、空港の南西に位置する。

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図3●地震後のしらさぎエナジーのメガソーラー
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図3●地震後のしらさぎエナジーのメガソーラー
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図3●地震後のしらさぎエナジーのメガソーラー
益城町小谷にある。斜面に杭基礎でパネルを固定。4月27日に撮影(出所:日経BP)

 地元の白鷺電気工業(熊本市東区)の子会社である、しらさぎエナジー(益城町)が発電事業者となっている。

 このメガソーラーも、丘の斜面にある。ゴルフコースの跡地を用地としている。

 近くの道路では、国土交通省が周辺を調査していたが(図3左下)、このメガソーラーも、再春館製薬所の発電所と同じように、近くの丘から見る限り、やはり地面の崩落や設備の倒壊などはなく、安全に稼働を続けているように見えた。

 杭基礎を使っており、東西方向の地面の凹凸を、杭基礎や架台の支柱の長さを工夫して吸収し、アレイ(太陽光パネルを架台に固定する単位)の水平角度を揃えている様子がわかる。