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HOMEエネルギーメガソーラーメガソーラー探訪 > イタリアと日本の「架け橋」担う埼玉のメガソーラー

メガソーラー探訪

イタリアと日本の「架け橋」担う埼玉のメガソーラー

再エネ事業者の「社会的責任」の果たし方

  • 金子憲治=日経BP総研 クリーンテック研究所
  • 2017/11/28 05:00
  • 1/8ページ

 埼玉県秩父市の西武秩父駅からクルマで10分ほど、国道140号線を東に折れて急な坂道を上り、住宅地を抜けると、整然と並べられた黒色の太陽光パネルが見えてくる。

 イタリア系の太陽光発電開発会社であるエルゴ サン ジャパン(Hergo Sun Japan、東京都港区)の建設したメガソーラー(大規模太陽光発電所)「秩父1.0MW太陽光発電所」だ。2016年2月に運転を開始した(関連記事)。

 事業用地は、もともと「埼玉県農林総合研究センター・秩父試験地」だったが、閉鎖されて遊休地になっていた。パネルを設置したエリアには、主に桑の木が生えていたという。

 秩父市が県有地と民有地を借り、市有地と合わせて、民間のメガソーラー発電事業者に賃貸するスキームで、2012年に公募プロポーザル方式により、発電事業者を募った。2社の応募のなかから、エルゴ サン ジャパンが選定された(図1)。

図1●エルゴ サン ジャパンの建設した「秩父1.0MW太陽光発電所」
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 EPC(設計・調達・施工)サービスは京セラコミュニケーションシステムが担当し、太陽光パネルは京セラ製を4564枚設置した。パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 雑草対策に、焼却灰から製造した人工砂を敷き詰めたのが特徴で、竣工時は、敷地内にはほとんど草がない状態だった。導入した人工砂は、アルカリ性で多孔質のため、雑草を抑制するほか、吸水性が高いという利点もある。

図2●稼働後、1年目の発電量の推移
(出所:エルゴ サン ジャパンのデータを基に日経BP作成)
[画像のクリックで拡大表示]

 運転開始から約1年半が経過した。発電状況は順調で、年間予想発電量の128万4000kWhに対し、1年目(2016年4月~2017年3月)の実績は、153万9100万kWhと、約20%の上振れになっている(図2)。

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