埼玉県の下水道局は、2カ所の下水処理施設内にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を開発し、固定価格買取制度(FIT)に基づく売電を10月1日に開始した。下水を処理する「水循環センター」の敷地内に設置した。

 埼玉県三郷市にある中川水循環センターに出力約1.9MW(図1)、本庄市にある小山川水循環センターに同約1.8MWのメガソーラーを導入した。

図1●中川水循環センターに設置した出力1.9MWのメガソーラー
図1●中川水循環センターに設置した出力1.9MWのメガソーラー
埼玉県下水道局が運営(出所:日経BP)
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 2カ所合わせた年間発電量は、一般家庭約800世帯の消費電力に相当する、約4000MWh(400万kWh)を見込んでいる。買取価格は32円/kWh(税抜き)で、東京電力エナジーパートナーに売電している。