愛知県半田市にある出力約19.5MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が、「半田ソーラー発電所」である(図1)。

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図1●出力約19.5MWの「半田ソーラー発電所」
図1●出力約19.5MWの「半田ソーラー発電所」
ファンドが事業資金を担い、三井物産グループが開発から運営まで担当(出所:上は三井物産プラントシステム、下は日経BP)
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 企業年金などが出資する投資組合(ファンド)が事業主体となり、三井物産グループが、開発や運営を一括して受託している。同じ手法により、28カ所で合計出力約96MWの太陽光発電所を、3期に分けて開発し、ファンドを組成した(メガソーラー探訪の関連記事)。

 ファンドは、いずれも三井物産グループが、東京海上アセットマネジメント(東京都千代田区)と構築した。半田ソーラー発電所は、このうち2号ファンドを構成するメガソーラーの一つとなっている。

 2号ファンドは、投資額135億円で、10カ所・合計出力約43MWのメガソーラーからなる。半田ソーラー発電所は、この約半分の出力を占め、ファンドの運用上、影響の大きな発電所と言える。

 三井物産が開発し、三井物産プラントシステム(東京都港区)が運営している。ファンドに組み込んだ他の太陽光発電所と同様、O&M(運用・保守)は、三井情報(東京都港区)の遠隔監視・制御システムを使い、三井物産フォーサイト(東京都品川区、旧・三井物産ファシリティーズ)が担当している。