金融関連のネットワークから手探りで開発

 太陽光発電所の開発は、土地の取得を含め、当初は、手探り状態だったものの、徐々に経験を積んでいったという。

 桝沢社長をはじめ、金融分野の出身者が多いことから、ネットワークを通じて土地や太陽光に必要な情報を得たり、企業や機関を紹介してもらったことも多かったという。

 開発した案件を売却する場合も、証券分野の出身者による資産運用の営業手法が生きており、業界全体の中でも、比較的好調という。

 「手探りで進めた」こともあり、自社グループで運営していく8カ所を見ると、土地の確保、EPC(設計・調達)サービスや発電設備の選定など、案件ごとに最適な選択をした結果、多様になっている。

 例えば、採用した太陽光パネルは、中国Jiangsu Green Power PV(GPPV)社、米サンパワー、台湾AU Optronics社、カナディアン・ソーラー、中国レネソーラの製品。また、パワーコンディショナー(PCS)では、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)、日立製作所、安川電機、中国ファーウェイ(華為技術)の製品を設置している。