PCSの中規模なメンテナンス時期が近づく

 第1と第2発電所の稼働開始時期は、それぞれ2013年4月と8月である。運用開始から5年目に入った。

 6年目を目安として推奨されている、PCSの中規模な保守・点検(精密点検)の時期が近づいてきた。PCSメーカーのTMEICが推奨し、三交不動産が事業計画に組み込んでいるメンテナンスとなる。

 6年目では主に、防塵用のエアフィルター、冷却用のファン、無停電電源装置(UPS)、屋外用筐体(エンクロージャ)のコーキングなどを対象に、部品交換の必要性が推奨されている。

 こうした機器や部品、部材について、今後、状態を精査し、実際に交換する時期を判断していくことになる。

 11年目には、より大規模なメンテナンスが推奨されている。5年目と同じ項目に加えて、表示用の液晶パネル、ヒューズ、空調機などが対象に加わる。16年目にも、6年目と同じ項目に、電解コンデンサを加えた中規模なメンテナンスが推奨されている。

 こうしたPCS関連の定期的なメンテナンス関連費用は、発電事業者が売電収入の中から積み立てておくといった方法で準備している。三交不動産の場合も、計画的に積み立てて準備しているとしている。