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HOMEエネルギーメガソーラーメガソーラー探訪 > 伊勢・二見の分譲住宅地のメガソーラー、防災訓練で地域が活用

メガソーラー探訪

伊勢・二見の分譲住宅地のメガソーラー、防災訓練で地域が活用

発電所の増設などで8.6MWに、PCSの定期点検に備える

  • 加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテック研究所
  • 2017/09/19 06:00
  • 1/5ページ

 三重県伊勢市にある分譲住宅地「光の街」の隣に、メガソーラー(大規模太陽光発電所)「伊勢二見メガソーラー光の街」が稼働を続けている(図1)。伊勢神宮や伊勢湾の近くに立地する。

図1●分譲住宅地とともに開発
「伊勢二見メガソーラー光の街」(出所:三交不動産)
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 分譲住宅地とともに、三重交通グループホールディングスの事業会社である三交不動産(三重県津市)が開発したメガソーラーである。

 2013年10月に「メガソーラー探訪」に掲載した後(当時の掲載記事)、約4年間の推移を取材した。

 このメガソーラーは、売電用の太陽光発電システムのほかに、非常用電源として活用できる蓄電池システムを設置している。災害時には、分譲住宅地の住民たちが使うことができる。

 4年間を経て、まず、メガソーラーの構成に変化があった(図2)。当時は、2つの発電所で構成し、合計出力約5.2MWだった。太陽光パネルの設置容量約2.2MW、パワーコンディショナー(PCS)の定格出力(連系出力)が1.75MWの第1発電所と、パネル設置容量約3MW、PCS出力が2.3MWの第2発電所が稼働していた。

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図2●第2発電所の稼働後(上)、第3発電所、第2発電所の増設分の稼働後(下)
中央を縦に走る道路の右が第1発電所、道路の左の中央から下が第2発電所。第2発電所の西隣の空き地に第2発電所の増設分、第2発電所の北隣に第3発電所を設置(出所:三交不動産)
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 いずれも、分譲住宅地と道路を挟んだ南側にある。第1発電所と第2発電所も、南北に走る道路を挟んでわかれ、第1発電所が東側、第2発電所が西側に位置する。

 その後、2015年11月に、新たに第3発電所が稼働した。同時に、第2発電所のPCSとパネルを増設し、連系出力を増やした。

 第3発電所は、第2発電所の北隣に位置する(図3)。敷地面積は約2.8haで、太陽光パネルの設置容量約2.5MW、PCSの定格出力1.995MWとなっている。年間発電量は、一般家庭約850世帯の消費電力に相当する、約300万kWhを見込んでいる。買取価格は、第1・第2発電所の40円/kWhとは異なり、36円/kWhとなっている。

図3●2015年11月に稼働した第3発電所
定格出力は1.995MW(出所:日経BP)
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 第2発電所における連系出力の増加分は、第2発電所の西隣の空き地を活用した。出力約300kW分の太陽光パネル、出力250kWのPCSで構成した。

 この増加分の買取価格は、第2発電所と同じ40円/kWhとなる。ただし、買取期間は既存分と同時に終了となる。

 ここまでで、太陽光パネルの容量は合計約8MW、売電用のPCS出力は合計6.295MWとなった。

 その後、さらに、2017年1月から3月までの間に、第1~第3発電所の太陽光パネルの容量を増やし、過積載の比率を上げた。太陽光パネルは全体で合計出力8MWから、約8.6MWに増えた。

 いずれも、EPC(設計・調達・施工)サービスは、千代田化工建設が担当し、太陽光パネルはソーラーフロンティア製のCIS化合物型、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 三交不動産にとって、最初に開発したメガソーラーで、その後もEPC、太陽光パネル、PCSはこの3社を継続して選び続けている。

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