では、どのような理由で生じているのか。

 ソーラーフロンティアによると、オーロラ状の模様は、CIS化合物型半導体の吸収層を覆っている、バッファー層の製膜工程において、表面に生じる白色の亜鉛化合物によるものである。バッファー層となる亜鉛化合物の層が、部分的に白色に目立ってしまうことがあり、その現象が、外観に影響している。

 虹色の模様は、CIS化合物型半導体の基板に形成する透明導電膜の膜厚分布の変動により、入射光が干渉して見えることによる。使用環境による変化ではないという。

●発電所の概要
発電所名SOL de 南島原 布津
所在地長崎県南島原市布津町
敷地面積1万9841m2
出力974.5kW
年間発電量約101万8000kW(一般家庭約250~300世帯分の消費電力量に相当)
施工費約3.4億円
発電事業者チョープロ(長崎県長与町)
EPC(設計・調達・施工)サービス九電工
O&M(運用・保守)チョープロ
太陽光パネルソーラーフロンティア(東京都港区)製(7690枚)
パワーコンディショナー(PCS)東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製
着工時期2012年12月
売電開始時期2013年8月
FITによる売電価格40円/kWh(税抜き)
売電先長崎地域電力(長崎県長与町)