傾斜角約34度の法面にもパネルを設置
土地は、段々畑のように、3段にわかれていたものの、それぞれの面は平坦に造成されていた。発電所の設計・開発では、投資効率の良い出力1MW程度の太陽光パネルを設置できるかどうかがポイントとなった(図3)。
土地の面積に対し、林地開発許可に基づいて、樹木を残す場所を考慮すると、出力1MW程度の枚数の太陽光パネルは、3段の平坦地だけでは、設置しきれないことがわかった。
そこで、平坦地間の法面の多くにも、太陽光パネルを設置することで、設置枚数を増やした。結果的に7690枚のパネルを設置でき、メガクラスに達した。法面には傾斜に合わせてパネルを固定した。設置角は、約34度となっている。
同社の太陽光発電所では、基本的に監視カメラをつけ、発電量も遠隔監視している。記念碑(モニュメント)も設置する(図4)。
O&M(運用・保守)では、月ごとに点検し、草刈りは地域貢献を重視して、地元の企業に発注している。草刈りは、基本的に年3回実施している。