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HOMEエネルギーメガソーラーメガソーラー探訪 > バス大手の神奈中が、岩手の遊休地でメガソーラー

メガソーラー探訪

バス大手の神奈中が、岩手の遊休地でメガソーラー

20年間の運用を重視し、国内企業製を条件に

  • 加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテック研究所
  • 2017/08/29 05:00
  • 1/4ページ

 JR東日本(東日本旅客鉄道)・東北本線の六原駅は、岩手県の内陸部にある。近くを北上川が流れている。この六原駅を挟むように約4km離れた場所に、二つのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が立地している。

 出力約1.9MWの「神奈中岩手県金ケ崎太陽光発電所」と、同約1.2MWの「神奈中岩手県金ケ崎第2太陽光発電所」(図1)で、それぞれ2015年8月、9月に売電を開始した。いずれも神奈川中央交通(平塚市八重咲町)が開発・運営している。

図1●出力約1.2MWの「神奈中岩手県金ケ崎第2太陽光発電所」
バス大手の神奈川中央交通が開発・運営(出所:日経BP)
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 神奈川中央交通は、神奈川県や東京都多摩市・町田市・八王子市などの路線バスを中心とするバス事業者大手である。バスという二酸化炭素の排出が課題となる事業を手掛けていることから、CSR(企業の社会的責任)の一環として環境性の高いエネルギーに取り組み、固定価格買取制度(FIT)によって事業性を満たしやすくなったメガソーラー事業に参入することにした。

 2カ所とも、売電価格は36円/kWh(税抜き)で、東北電力に売電している。

 用地は、自社の遊休地を活用することにした。全国の数カ所に所有している未利用地を検討した結果、太陽光発電に向く場所として、造成の規模が比較的少なくて済みそうな、金ケ崎町の2カ所を選び、メガソーラーを設置した。

 同社が金ケ崎町の土地を購入したのは、昭和40年代の後半だった。田中角栄元首相による日本列島改造論などに代表されるように、全国的に大規模な開発が計画・実行されていた時期で、金ケ崎でも工業団地などを想定した開発が模索されていた。しかし、有効に活用される機会に恵まれず、遊休地となっていた。

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