パネルは京セラ、パワコンはTMEIC

 EPC(設計・調達・施工)サービスはNECネッツエスアイが担当し、1万6241m2の敷地に京セラ製の多結晶シリコン型太陽光パネル(250W/枚)を設置した。パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。O&M(運営・保守)は、日本アジアグループの JAG国際エナジーが担当している(図2)。

図2●パネルは京セラ、PCSがTMEIC製、O&MはJAG国際エナジーが担当
図2●パネルは京セラ、PCSがTMEIC製、O&MはJAG国際エナジーが担当
(出所:日経BP)
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 こうした「処分場太陽光」は、環境省が推奨していることもあり、徐々に増えている。全国の自治体が民間の太陽光発電事業者に跡地を賃貸し、設置する例が多い。中でも日本アジアグループは、この分野で最も実績の多い事業者の1社だ(関連記事)。

 最終処分場の跡地は、一見すると、一般的な遊休地に見えるが、廃棄物の埋め立て終了後も、維持管理が継続している。有機系廃棄物が分解されて発生したガスを抜くための管や、地中に浸透した雨の排水を一定期間、管理している。「処分場太陽光」の設計・建設にあたっては、こうした施設に配慮する必要がある。