パネルはカナディアン、パワコンはTMEIC

 事業主体である特定目的会社(SPC)は、「鹿児島湧水ソーラーパーク合同会社」で、SBエナジーと三菱UFJリースが折半出資で設立した。SPCが町有地を賃借し、固定価格買取制度(FIT)を利用して発電事業を行う。買取価格は40円/kWh(税別)となる。

 みずほ銀行を幹事に、十八銀行、中国銀行、鹿児島銀行、北九州銀行、鹿児島相互信用金庫といった地方金融機関の参加したプロジェクトファイナンスを組成して融資を受けた。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは九電工、土木工事は清水建設が担当した。太陽光パネルはカナディアン・ソーラー製(260W/枚)、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製(500kW機)、基礎・架台は日本ヒルティ製を採用した。

 稼働後のO&M(運用・保守)サービスは、九電工が担当し、技術者2人が常駐するほか、除草を担当する専任の要員も常時、配置する予定という。

設備の概要
発電所名ソフトバンク鹿児島湧水ソーラーパーク
住所鹿児島県姶良郡湧水町木場字上床6269番他
発電事業者鹿児島湧水ソーラーパーク合同会社(SBエナジー50%、三菱UFJリース50%)
土地所有者湧水町
敷地面積約36.2ha(約36万2000m2
出力太陽光パネル容量・32.3MW、連系出力23MW
年間予想発電量約3558万2000kWh(約3万5582MWh)
EPC(設計・調達・施工)サービス九電工
土木工事清水建設
O&M(運用・保守)九電工
太陽光パネルカナディアン・ソーラー製(260W/枚)
パワーコンディショナー(PCS)東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製(500kW機)
基礎・架台日本ヒルティ製
着工年月2015年7月
運転開始日2017年6月1日
買取価格40円/kWh(税別)