「処分場太陽光」の潜在市場は7GW

 環境省によると、2017年2月時点で、処分場太陽光の導入事例は、全国で81件、約210MWという。ただ、全国で埋め立ての終わった処分場は約1600カ所に達することを考えると、まだ、普及する余地が大きいと見ている。

 同省の試算では、2030年には埋め立ての終わった処分場は約3000カ所を超え、太陽光発電の導入ポテンシャルは、約7GWに達するという。

 同省は、処分場跡地の利用法の1つとして、「処分場太陽光」に着目しており、「処分場を地域のエネルギーセンターとして有効活用する」ことを目標に掲げている。

●設備の概要
発電所名出雲崎ソーラーウェイ
住所新潟県出雲崎町稲川(「エコパークいずもざき」内)
発電事業者国際航業
土地所有者公益財団法人・新潟県環境保全事業団
設置面積3.0973ha
出力太陽光パネル設置容量2.101MW、連系出力1.89MW、
発電実績約125万kWh(2016年7月~、計画比約105%)
EPC(設計・調達・施工)サービスJAG国際エナジー
O&M(運用・保守)JAG国際エナジー
太陽光パネルシャープ製多結晶シリコン型(250W/枚・約8400枚)
パワーコンディショナー(PCS)東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製(630kW機・3台)
着工日2015年8月
売電開始日2016年6月
事業費約6億円(うち環境省の補助金5500万円)