「処分場太陽光」で7カ所の実績

 建設・運営しているのは、日本アジアグループ傘下の国際航業(東京都千代田区)。新潟県環境保全事業団による公募プロポーザル(エコパークいずもざき最終処分場大規模太陽光発電施設設置・運営事業)に応募し、選定された。

 国際航業が同事業団から用地を賃借し、固定価格買取制度(FIT)を利用して20年間、太陽光発電事業を実施する。

 環境省は、埋め立ての終わった最終処分場を太陽光発電所として活用する「処分場太陽光」を推進している。国際航業は、こうした「処分場太陽光」の建設・運用で実績が多く、これまで全国で7カ所が稼働している。

 「出雲崎ソーラーウェイ」は、太陽光パネルの設置容量2.101MWで、連系出力1.89MWで、一般家庭の約364世帯に相当する発電規模となる。発電した電力は東北電力に売電している。 同社の運営する「処分場太陽光」のなかでも最大規模となる(図2)。

図2●パネルはシャープ、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用
図2●パネルはシャープ、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用
(出所:日経BP)
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 EPC(設計・調達・施工)とO&M(運営・保守)サービスは、同社グループのJAG国際エナジーが担当する。太陽光パネルはシャープ製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。