IRRは5%弱を確保
6.5MWhもの大型蓄電池の導入で、建設費用は、通常のメガソーラー事業の2倍以上になったものの、買取価格36円/kWh案件の認定を取得し、補助金を活用できたことで、IRR(内部収益率)は、5%近くとなり、「企業の事業として損しない程度になった」(林社長)という。
同社・ソーラー事業部の山下部長は、「九電からDCリンク方式を求められためにシステム開発に時間がかかったものの、太陽光の電力を直流のまま充電することで、システム効率が向上した。いまのところ充放電による損失(ロス)は10%程度に収まっている」と話す。また、LG化学製の蓄電池は、同社と20年間の性能保証契約を締結しているため、「蓄電池の劣化や交換によるコストアップのリスクはない」(山下部長)という。
発電所名 | ハヤシソーラーシステム木ノ氏発電所 |
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住所 | 鹿児島県伊佐市大口木ノ氏後迫1875-1 |
発電事業者 | 林建設 |
出力 | 太陽光パネルの設置容量・約1.5MW(約1MWから増設) |
EPC(設計・調達・施工)サービス | 九電工 |
土木・造成 | 林建設 |
太陽光パネル | 京セラ製多結晶シリコン型 |
パワーコンディショナー(PCS) | 東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製 |
接続箱 | ワイドミュラー製 |
架台 | コンクリート製置き基礎、アルミニウム製架台 |
売電開始日 | 2013年8月(2016年9月に増設) |
売電価格 | 40円/kWh |