連系協議で出力が約500kW減る

 メガソーラーの基本的な設計や、設備認定の取得、東北電力との連系協議は、宮城県が進めた。

 買取価格32円/kWh(税抜き)で設備認定を取得後、連系協議において、当初予定していた出力1.99MWを実現できないことがわかり、連系出力は1.455MWに変わった。この変更は、電力会社側に起因する事情によるものだったため、買取価格は維持された。

 設備認定の申請前に提案を募集し、太陽光パネルは三菱電機製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 その後、調達・施工も、入札によって三菱電機が担当することを決めた。土木工事と基礎は、他の企業が担当した。

 当初の計画から、連系出力が500kW以上少なくなるため、PCS(出力500kW機)は1台、少なくなる。それに対応して太陽光パネル出力を減らさず、約2.25MWのままとし、PCSがフル出力する時間をできるだけ長くして、売電収入を最大化することに拘った。

 太陽光パネルの設置角は20度とし、パネル1枚当たりの発電量を増す設定とした。