プレコン設置の深さで傾斜を吸収
起伏のある用地に同じ角度でパネルを設置する場合、複数パターンの架台を用意し、地面の傾斜に合わせて使い分けることが多い。だが、同発電所では、1つのパターンの架台ですべて設置角5度を実現した。
約50cm四方のプレコンの設置に際し、地中に埋める深さを変えることで、プレコン上面をほぼ水平にし、1つのパターンの架台を使って、設置角5度を実現した。その結果、傾斜面では南北方向3つの基礎は、南側のプレコンほど地面に多く埋まっており、地上に出ている部分が少なくなっている。ただ、北側のプレコンも最低20cmは埋めることにした。
架台は、中国Newsunpower社製のアルミニウム製を採用した。この架台は、基礎に固定する支柱の長さを約10cm、伸縮できる構造になっており、プレコン上部の水平レベルに多少、誤差が生じても、架台側で微調整できるようになっている(図5)。