出力300kWという規模のため、発電設備の搬入は1日で終えた。工場が休みとなる日曜日に搬入した。

 施工は、平日に実施した。工場の通常の運営や移動に干渉しない通路が設けられており、その通路を活用することで、工場の運営に悪影響を及ぼさずに施工できた。

 工期は、2016年11月初旬から同月下旬を充てた。施工は順調に進んでいたが、予期せぬ作業の中断が起きた。

 関東では11月24日、真冬並みの寒気が流れ込み、例年にない早さで雪が降った。五霞工場でも季節はずれの雪が積もり、太陽光発電設備の施工が約2日間、中断した。

 それでも、施工の終盤だったことが幸いし、影響は限られ、予定通りに完工した。

●発電所の概要
設置場所名キユーピー・五霞工場
所在地 茨城県猿島郡五霞町小手指1800
出力約300kW
年間予想発電量約330MWh
発電事業者 キユーピー
EPC(設計・調達・施工)サービス三菱化学エンジニアリング
太陽光パネル中国JAソーラー・ホールディングス製(出力265W/枚・1120枚)
パワーコンディショナー(PCS)東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製(出力100kW・3台)
発電開始日2016年12月5日
売電先所内で自家消費