名古屋駅から南に下った愛知県知多市の海沿いに、出力約12.9MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ソーラーパーク新舞子」がある(図1)。中部電力の子会社である、シーテック(名古屋市)が発電事業者となる。

図1●新舞子マリンパークなどのある人工島に立地
図1●新舞子マリンパークなどのある人工島に立地
出力約12.9MWの「ソーラーパーク新舞子」(画像提供:名古屋港管理組合)
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 シーテックにとっては、10カ所目の太陽光発電所で、単独で開発した案件では最大規模となる。同社は自社で風力・太陽光発電所を開発、運用しているほか、愛知県田原市の臨海部では、三井グループと合計出力56MW(メガソーラー探訪の関連記事1)、三菱グループと同80MW(同関連記事2)の風力・太陽光発電所を手掛けている。

 自社単独で開発した太陽光発電所には、廃棄物処分場を有効活用した案件が多い。「ソーラーパーク新舞子」もその一つである。廃棄物処分場は、公募で発電事業者が決まるため、事業用地を探す労力をかけずに開発できる利点があるという。