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HOMEエネルギーメガソーラー探訪 > 「段差なく、積もりにくい」雪国向けパネル採用、紋別のメガソーラー

メガソーラー探訪

「段差なく、積もりにくい」雪国向けパネル採用、紋別のメガソーラー

5カ所の発電所を市内に集中、日々の目視チェックを励行

  • 加藤 伸一=日経BPクリーンテック研究所
  • 2018/01/09 05:00
  • 1/6ページ

 北海道東部に位置する紋別市は、オホーツク海に面し、冬には流氷が押し寄せる。同市の中心街から少し離れた場所で、2017年12月に出力約1.5MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「ハッピーサービス太陽光新生発電所」が竣工した(図1)。

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図1●オホーツク海に面する紋別市に立地
港付近に中心街がある(上)。紋別市新生で2017年12月に竣工した出力約1.5MWのメガソーラー(下)。メガソーラーの奥にオホーツク海が見える(出所:上は日経BP、下はハッピーサービス)
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 太陽光パネルの設置容量は約1.561MW、連系出力は1.5MWとなっている。

 買取価格は36円/kWh(税抜き)で、北海道電力に売電している。年間発電量は、一般家庭約340世帯の消費電力に相当する、約125万kWhを見込んでいる。

 このメガソーラーを開発・運営するハッピーサービス(紋別市)は、携帯電話の販売代理店などを営む地元の企業である。1993年5月に設立された企業で、シャープの太陽光発電システムの販売代理店でもある。

 創業者の鶴見隆宏会長が、以前から太陽光発電に関心をもち、本社の屋根上にパネルを設置するなど、早くから太陽光発電に取り組んできた。

 太陽光発電に着目したのは、エネルギーの自給や地球環境といった課題の解決に向け、世界や日本全体でいずれ大量に導入する必要があると感じていたことに加え、同社の抱えていた課題に対しても解決策になり得るからだった。

 携帯電話の販売事業が成熟しつつあるなか、新たな成長分野を求めていたこと、それも、人口に少ない紋別に向く、最小限の人数で開発・運営できる分野であることが理想的だった。事業性さえ満たせれば、太陽光発電はこうした条件に合うと考えていた。

 そんななか、2012年7月に再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)が施行された。太陽光発電の事業性が高まった好機を生かし、紋別市内の遊休地に相次いで太陽光発電所を開発、運営している(関連コラム)。

 シャープの太陽光発電システムの販売代理店を務める関係から、シャープの協力を得ながら太陽光発電所を開発・運営している。

 今回の発電所を含めて、出力1MWを超える4カ所のメガソーラーのほか、出力50kW弱の低圧配電線に連系する発電所が2カ所ある。これらの稼働済みの太陽光発電所の合計出力は、太陽光パネル容量が約5.3MW、連系出力が約5.1MWとなっている。

 今回竣工したメガソーラーは、紋別市新生(しんせい)に立地する。敷地面積約4万5000m2の事業用地は、ハッピーサービスが購入した。

 現時点で、同社が設備認定を取得済みの最後の案件という。

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