ニュース・トレンド解説
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帝人、セパレーターやフィルターに使う多孔質膜の生産を増強へ
帝人は、リチウムイオン電池のセパレーターや、半導体のフォトレジストをろ過するための精密フィルターなどに使う多孔質膜(メンブレン)の生産を増強する。同社は現在、韓国の生産会社でセパレーター「LIELSORT(リエルソート)」を生産しているが、その生産ラインを2系列から3系列へ増やし、2018年夏ごろま…
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パネルレベルのFOパッケージ向け微細回路形成材料、三井金属が開発
2020年の本格量産を目指す
三井金属鉱業は、半導体パッケージの1種、パネルレベルのFanOutパッケージに向けた微細回路形成用材料「HRDP(High Resolution De-bondable Panel)」を開発した。
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「中国の販売台数は近く米国を抜く」、ホンダ副社長
「2017年の中国の販売台数は米国に届かなかったが、近いうちに追い抜かなければならない」──。ホンダ副社長の倉石誠司氏は、2018年2月2日に開いた2017年度第3四半期(2017年4~12月)の決算会見でこのように述べ、中国市場への期待を示した。
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神鋼のデータ偽装品、安全を確認した出荷先が95%を超える
神戸製鋼所は2018年2月1日、品質データを偽装して出荷した製品の安全性確認の結果を発表した。出荷先525社のうち、96%の509社が一定の安全を確認した。前回(2018年1月19日)の発表時より9社増えた。
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エッジでの学習も視野、ルネサスのAI戦略
2021年までにマイコンの処理性能を1000倍に
ルネサス エレクトロニクスは、2021年までに産業機器向けマイコンの処理性能を現行の1000倍に高める。エンドポイント(エッジ)でAI(人工知能)の推論処理を実行したいというニーズに合わせて、マイコンの性能を段階的に引き上げる。
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目指すはモジュール化、事業形態の転換へ舵を切るエフテック
「100年に一度」と言われる技術進化の激しい変革期の真っただ中にある自動車業界――。昨日の勝ち組は今日の勝ち組とは限らない。激動の時代を勝ち抜くためには自らが変化していくことが欠かせない。そうした中で、「部品単体ではなくモジュールとしての設計や組み立てまでを一貫して手掛ける事業形態を目指す」と語るの…
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ANSYSの新版、トポロジー最適化機能などを強化
米ANSYS社は2018年1月30日、シミュレーションツール群「ANSYS」の新版「同19」を発表した。構造解析、流体解析、電磁界解析、システム・シミュレーションの各ツールで機能を強化しており、構造解析では前バージョンから実装したトポロジー最適化機能に改良を加えた。サイバネットシステムも同年1月31…
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ZOZOSUITはなぜ8カ月待ち? 出荷始まった採寸スーツの謎、広報に聞いた
ファッションECサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するスタートトゥデイは2018年1月31日、体の寸法を自動計測できるボディースーツ「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の配送開始を購入者にメールで通知した。
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ホンダが2017年度の業績を上方修正、インドや中国がけん引
2017年度第3四半期決算から
ホンダは2018年2月2日、2017年度(2018年3月期)通期の連結業績見通しを上方修正すると発表した。
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「エッジの推論は小型FPGAが最適」、Lattice社長が会見
来日した米Lattice Semiconductor社の社長兼CEOのDarin G. Billerbeck氏 は 、2018年2月2日に東京で国内報道機関向けの会見を開いた。3つめの稼げる応用分野にしたい「エッジコンピューティング」などについて語った。
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大手も頼る繁原製作所、EV用変速機に注目した理由
電気自動車(EV)に関わる情報収集のために大手自動車メーカーなどが訪れる金属加工業者が大阪・東大阪にある。量産品ではなく試作に特化して事業を展開する従業員45人(2017年4月時点)の繁原製作所だ。マシニングセンターやNC複合旋盤、5軸加工機、歯切り盤などの様々な工作機械を駆使し、量産設備を適用でき…
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中古車販売のIDOM、クルマ乗り換えサービスを強化
2月から全国展開
中古車販売「ガリバー」を運営するIDOMは2018年1月31日、同社の事業戦略について説明した。サービス化に向かう自動車業界の動きに対応し、同社はクルマの定額乗り換えサービス「NOREL」を強化する。
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トヨタとスバルの車線維持、片側か両側かで違い
トヨタ自動車が部分改良して2018年1月8日に発売した上級ミニバン「アルファード」と「ヴェルファイア」は、車線の中央を維持して走行できる「LTA」(レーントレーシングアシスト)機能を標準搭載した。同社の新世代予防安全システム「Toyota Safety Sense」の新機能の一つである。全車速対応の…
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「WiFiメッシュ市場の9割を握った」、Qualcommが会見
来日した米Qualcomm Technologies社のRahul Patel氏(SVP and General Manager)は2018年1月31日に東京で国内報道機関向けの会見を開いた。テーマは無線コネクティビティーで、メッシュネットワークに力点が置かれていた。
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2次電池、OLEDをインサート成型可能な腕時計用ゴムバンド
積水ポリマテックが開発、ウエアラブル機器に向ける
積水工業の子会社で電子機器向けシリコーンゴム部品などを扱う積水ポリマテックは、腕時計・リストバンド型のウエアラブル機器に向け、部品内蔵可能なラバーバンドを開発した。2次電池や有機ELディスプレー(OLED)など、熱に弱い部品をインサート品として一体成型できる。現在サンプル対応中で、要望に応じて量産…
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iPhone X ブレーキの影響
「iPhone X」の販売低迷の影響により、2018年第1四半期(1~3月期)以降、iPhone X向けのデバイス生産計画に大幅な見直しが入っている。
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韓国メーカー、指紋センサーをFOWLPからPLPへ移行
エレクトロニクス実装学会 部品内蔵技術委員会 公開研究会「FO-WLP&部品内蔵配線板の最新技術動向」
いよいよFOWLP(Fan-Out Wafer Level Package)のパネル化が始まりつつあるようだ。半導体パッケージングなどを手掛ける韓国nepes社は、2017年11月に指紋センサーをPLP(Panel Level Package)として量産化するなど、これまでFOWLPとしてパッケージ…
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「データやメタデータ、モデルなどを保護すべき」、日本IBM知財部長が提言
特許庁などが2018年1月22日と23日の2日間にわたって都内で開催した「グローバル知財戦略フォーラム2018」の特別講演に登壇した日本アイ・ビー・エム 理事・知的財産部長の上野剛史氏は「米IBMは知財活動を基にした事業展開を続けている。特許などのIP(知的財産)収入は2016年に10億ドルを超えた…
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トヨタの自動運転技術、「2つのアプローチで開発」
オートモーティブワールドで講演
トヨタ自動車は自動運転技術の開発状況について「オートモーティブワールド2018」(2018年1月17日~19日、東京ビッグサイト)で講演した。「2つのアプローチで開発を進めている」(先進技術開発カンパニー先進安全先行開発部主査の松尾芳明氏)という。
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東工大のアンモニア新製法、5年以内に実用化へ、味の素海外工場にオンサイト施設をまず導入
東京工業大学元素戦略センターは、2018年1月20日に「エレクトライドに関するJST-ACCELシンポジウム―触媒とOLED―」を東工大蔵前会館で開催した。同センターの成果の1つである東工大発ベンチャー企業のつばめBHB(東京・港)の事業計画が明らかになった。