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ニュース・トレンド解説

ベンチャー支援施設「Garage Sumida」を改装

中小企業のものづくり技術で世界を変えるベンチャーを生む

  • 野々村 洸
  • 2017/12/19 17:45
  • 1/2ページ

 「長年培ってきたものづくり技術をベンチャー企業の支援に生かしたい」(浜野製作所代表取締役CEOの浜野慶一氏)――。金属加工の浜野製作所(本社東京)はものづくりベンチャーの支援施設「Garage Sumida」を改装し、2017年12月1日に内覧会を開いた。ベンチャー企業や研究者に開発や試作のための施設や設備を提供するとともに、異業種が集まった共同開発プロジェクトのハブとしての役割を担う。4つの個室を新設するなど、居住性を改善して事務所としての機能を強化した(関連記事:他社との協業を経験する中で視野を拡大、自ら考えて行動する下地をつくる)。

浜野製作所代表取締役CEOの浜野慶一氏
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浜野製作所のものづくり支援などの歩み
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 浜野氏は東京を「高い物価と人件費、住宅が密集している環境などで、必ずしもものづくりに適した環境ではないかもしれないが、人が集まるという地の利を生かしてものづくり支援を進めてきた」と語る。支援先の1つに、台風の強風を用いた風力発電を目指すチャレナジー(本社東京)がある。チャレナジー代表取締役CEOの清水敦史氏は「浜野製作所の人々が何度も試作してくれたおかげで開発が進み、風力発電の発電効率が330倍に上がった」と述べ、ものづくりの場としてだけでなく、知見・経験を提供してくれる人がいることの重要性を強調した(関連記事:風力発電業界のドン・キホーテ)。さらに「(資金をもらうだけの援助ならば)発電効率が上がらず、事業が成り立たなかっただろう」と語った。

チャレナジー代表取締役CEOの清水敦史氏
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試作を繰り返し、発電効率が330倍上がったという。清水氏の設計図のままでは試作品が倒れてしまうため、浜野製作所で足を付け加えている。
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 「量産加工や組み立てだけでは利益を得にくい時代になったため、中小企業もものづくりの上流工程(設計・開発)に関われるようにならなければいけない」(浜野氏)。同社はベンチャー企業の製品設計や開発に関わっていき、支援を通して自社の設計力向上も図る考えだ。

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