不適合品の混入の可能性を把握しつつ、そのまま出荷を続けた──。三菱電線工業(本社東京)は2017年11月24日、親会社の三菱マテリアルと三菱伸銅(本社東京)の3社で品質データ偽装問題に関して会見を開いた。報道陣からの質問に答える形で、三菱電線工業社長の村田博昭氏は、生産したシール材に不適合品が混入している可能性があることを経営陣が把握していながら、そのまま8カ月にわたって顧客に販売し続けていたことを明らかにした。
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