三菱マテリアルの子会社が、材料の品質データを偽装していることが2017年11月23日に発覚した。対象は、三菱電線工業(本社東京)のシール材と三菱伸銅(本社東京)の黄銅条および銅条(表)。顧客の規格値、または社内仕様値から逸脱した製品の検査記録データを書き換えるなど、品質データを偽装して顧客に出荷した。

表◎三菱電線工業と三菱伸銅による品質データ偽装の内容
[画像のクリックで拡大表示]
表◎三菱電線工業と三菱伸銅による品質データ偽装の内容