日本ヒューレット・パッカードは2017年11月22日、米Hewlett Packard Enterprise(HPE)社が買収した米Nimble Storage社のストレージ製品群を「HPE Nimble Storage」として発売したことを発表した。同時に、Nimble社の予測分析プラットフォーム「HPE InfoSight」の管理対象に同社の既存フラッシュストレージ装置「HPE 3PAR StoreServ」を追加することも明らかにした(プレスリリース)。

 Nimble Storage社は2008年の創業で、オールフラッシュアレイおよびフラッシュとハードディスクを組み合わせたハイブリッドアレイを開発・販売していた。2017年4月に買収手続きが完了し、HPE社は新しい事業年度の初日である11月1日からNimble Storage社製品の取り扱いを本格化させている。

 今回発売したHPE Nimble Storageの製品ラインアップは、オールフラッシュアレイのAFシリーズ、ハイブリッドアレイのCSシリーズ、それにアーカイブ用のSFシリーズ。最小構成価格(税別)は、AFシリーズ(6Tバイトモデル)が946万200円、CSシリーズ(11Tバイトモデル)が570万8800円、SFシリーズ(21Tバイトモデル)が1447万8300円。いずれもHPE InfoSightによる24時間×週7日サポートおよび翌日部品送付1年間の保守契約を含む。2018年2月からは実際に使用したストレージ容量に応じて課金する料金体系「フレキシブルキャパシティサービス for HPE Nimble Storage」も開始する。

日本ヒューレット・パッカード ハイブリッドIT製品統括本部長の本田昌和氏
日本ヒューレット・パッカード ハイブリッドIT製品統括本部長の本田昌和氏
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