今回の新製品(画像:ソニー、以下同)
今回の新製品(画像:ソニー、以下同)
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 ソニーは、ADASや自動ブレーキ、自動運転などで用いるセンシングカメラシステムに向けて、新しいイメージセンサー製品「IMX324」を開発した。サイズは1/1.7型。画素数は約742万画素(水平3849×垂直1929画素)で、車載向けとして「業界最高の画素数」(同社)である。同画素で撮影できるフレーム速度は最大40フレーム/秒。この画素数とフレーム速度で撮影した場合、消費電力はおよそ500m~600mWと低い。この消費電力は「業界最小」(同社)と胸を張る。

 加えて、車載イメージセンサーとして「業界最高」(ソニー)の感度や、「業界初」(同)のセキュリティー機能を搭載する点も訴求する。こうした車載イメージセンサーで求められる一連の機能を高い水準で達成したことから、フロントに搭載するセンシングカメラ向けイメージセンサーのシェアを「すべて取るつもりで販売していきたい」(同)と意気込む。実際、「従来製品に比べて、顧客からの引き合いは強い」(同)と自信を見せる。