「AI(人工知能)にも3次元データが必要となる時代が来る」――。2011年に英国で創業し、2014年に本社を日本へ移したベンチャー企業Kudan(東京都新宿区)は、独自のSLAM(simultaneous localization and mapping)技術をゼロから開発する珍しい企業だ。SLAMは、カメラやレーダーなどのセンサー情報を使い、周囲の環境地図を作成しながら自己位置を推定する技術である。SLAM開発の先に見据える事業展開を、Kudan代表取締役の大野智弘氏に聞いた。
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