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ニュース・トレンド解説

高位合成、ひと工夫を加えて、より使いやすく

富士通QNETやコニカミノルタがユーザー講演

  • 小島 郁太郎
  • 2017/10/10 11:30
  • 1/5ページ

 メンター・グラフィックス・ジャパンは、東京にある本社で「Mentor Forum 2017 - 高位合成とRTLローパワー」を2017年9月29日に開催した。2015年に米Mentor Graphics社(現在はMentor, a Siemens Business社)が買収した元・米Calypto Design Systems社の製品の最新の状況の紹介や(関連記事1)、製品ユーザーの講演などがあった。以下で、高位合成ツールの「Catapult」、および低消費電力化ツール「PowerPro」のユーザー講演のポイントを紹介する。

 高位合成ツールのCatapultのユーザーとして講演したのは、富士通九州ネットワークテクノロジー(富士通QNET)の山下公彰氏(技術戦略室 先端技術部 シニアプロフェッショナルエンジニア)と、コニカミノルタの河邊恭氏(IoTサービスPF開発統括部 アーキテクチャ開発部 第2グループ 課長代理)である。両氏とも、これまでにユーザー講演を複数回行っており、日経テクノロジーオンラインでも紹介してきた。

富士通九州ネットワークテクノロジー(富士通QNET)の山下公彰氏。日経テクノロジーオンラインが撮影。

 例えば、山下氏は、2009年の「Catapult User Forum」(関連記事2)や2013年の「Catapult User Forum」(関連記事3)に登壇した。これらの講演内容をベースにした記事を2014年7月に日経エレクトロニクスに寄稿している(関連記事4関連記事5)。

プロトコル処理回路やコントローラーにも高位合成を適用へ。富士通QNETのスライド。
[画像のクリックで拡大表示]

 今回の講演で山下氏は、高位合成の制御回路への適用について語った。同氏が指摘するように、一般に高位合成が適用されるのは、演算処理や信号処理を行うデータパスである。一方、プロトコル処理回路やコントローラーなどの制御回路は、HDL(Hardware Description Language)を使ってのRTL(Register Transfer Level)設計になるケースが多い。制御回路にはデータパスとは異なり大元のC言語ソースコードがなかったり、高位合成の入力記述に使われることが多いSystemCでは制御回路が書きにくいなどのためだという。制御回路の設計にも高位合成が使えれば、入力記述量を減らせるなどの高位合成のメリットを享受できる。

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