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情報処理学会から

3次元ビデオ技術の最近の動向

  • 延原章平=京都大学
  • 2016/10/24 00:00
  • 1/5ページ
本記事は、情報処理学会発行の学会誌『情報処理』Vol.57, No.10に掲載されたものの抜粋です。全文を閲覧するには情報処理学会の会員登録が必要です。会員登録や全文の閲覧に関してはこちらから(情報処理学会のホームページへのリンク)

3次元ビデオとは

 3次元ビデオ1)とは被写体の3次元形状と表面テクスチャをそのまま記録した映像メディアであり、Takao Kanade らとSaied Moezzi らがそれぞれ1997 年に IEEE MultiMediaで発表した先駆的研究を皮切りに、これまでに数多くの研究がなされてきた。本稿ではまず3次元ビデオ生成の基本的な考え方と、その応用研究を紹介し、つづいて3次元ビデオ生成にかかわる現在の研究動向と今後の展望について述べる。

 まず3次元ビデオの生成の過程は、多視点映像撮影、3次元形状・表面テクスチャ推定、そして自由視点立体映像生成と圧縮・保存に大別される(図-1)。ここで自由視点立体映像生成という観点でLight Field Renderingのような関連技術と比較すると、3次元ビデオは被写体の3次元形状と表面テクスチャを明示的に推定する点にその特徴がある。また多視点映像を入力とした3次元形状・表面テクスチャ推定という観点では、コンピュータビジョン(CV)およびコンピュータグラフィクス(CG)分野におけるImage-based Modelingが関連深いが、特に3次元ビデオの場合は運動物体を対象とする点に特徴がある。

図-1 3 次元ビデオ生成の流れ
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